平成１３年３月３０日にオープンした「鈴の森公園」ですが、

　　　敷地内にあり、現在は市の文化財センターとして使われている

　　　レンガ造りの建物を見れば、平成以降に生まれた若い人達にも、

　　　この場所が長い歴史を持つ事を理解してもらえると思います。

　　　大正１２年３月、地元の南勢紡績との合併を契機として

　　　東京にあった鐘淵紡績の松阪支店が設立され、この地で

　　　綿糸生産が開始されました。その時「原綿製品倉庫」として

　　　造られたのが、イギリス積みのレンガの建物でした。

　　　ではここで問題です。

　　　江戸時代に松阪で生まれた豪商で明治に入り、日本の基幹企業

　　　の一つを担う鐘淵紡績を創業したのは誰だったでしょうか？